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マダガスカルのグランディディエライト　③

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マダガスカルのグランディディエライトです。
サムネイルサイズ

明るい海のような青緑のグランディディエライトの結晶が母岩に乗った標本です。
結晶面も少し見える、不思議な形。
結晶の形は直方晶系の鉱物なので、
直方体を見つけられたら何だか嬉しいですね。
破断した面なのか結晶面なのか、かなり観察してもわかりづらいですが、
それを調べたり観察する楽しみもあります。
ほんのりとした透明感があります。

マダガスカルはアフリカ大陸の南東の洋上に浮かぶ島。
モザンビークの東側にあります。
産地はマダガスカル島の南端、
ベハラの町の北西約11kmに位置する金雲母鉱床。
グランディディエライトは1960年頃にDanet RafalimananaとRakotomandimbyによってここで発見されました。
当時、金雲母の打ち捨てられた選鉱場のズリ場（要らない石を捨てる場所）で比較的豊富に見つけられました。

グランディディライトは、サイトの北西方向の接触で、ダイオプシダイト（ダイオプサイド含有のきめ細かいパイロキシナイト（輝岩））の中で発見されました。

サイズ: 22×13×8 mm

産地: Vohibola phlogopite deposit, Behara, Amboasary Sud District, Anosy, Madagascar