ドイツ、Dämmelwald clay pitのセレナイトです。
キャビネットサイズ
澄んだ透明なセレナイトの結晶が
鉄錆色の母岩に乗ったワイルドな雰囲気の標本です。
中央の結晶が大きく、ななめの屋根がセレナイトらしい美しい形。
取り巻く結晶もみんな斜めの屋根でザクザクした印象。
母岩はクォーツらしく、ドゥルージークォーツの綺麗な形の部分もあり、
フォトジェニックでとても美しいです。
Dämmelwald clay pitは採掘されなくなった粘土質の竪穴式坑道です。
砂時計構造の10cmくらいの石膏結晶で有名で、
強い蛍光とリン光を示します。
この特徴は、1928年にヴィースロッホの石膏(亜セレン酸塩)結晶で最初に観察されましたが、
現在では他の多くの地域でも知られ、粘土層に石膏結晶が発生しています。
ヴィースロッホ近くのこの粘土ピットや他の粘土ピットは、サメの歯や他の海洋化石でも知られています。
産地: Dämmelwald clay pit, Wiesloch, Rhein-Neckar-Kreis, Karlsruhe Region, Baden-Württemberg, Germany
サイズ: 74×68×52mm