アフガニスタン、Koksha Valleyのアフガナイトです。
キャビネットサイズ
白っぽい母岩に張り付くような深い青のアフガナイトの結晶です。
エッジが擦れて白っぽくなっていますが、綺麗に結晶形が残っています。
結晶の形は鉛筆を両端から削って短くなったような、
アフガナイトらしい形。
光に透かすとほんのり透明感があります。
UV長波下でオレンジピンクに蛍光します。
産地のKoksha Valleyはアフガニスタンの北東部にあるバダクシャン州、クラン・ワ・ムンジャン地区にあるSar-e-Sang鉱山は3千年前から採掘されてきた、
ラピスラズリの世界有数の産地の1つと考えられています。
古代エジプトとメソポタミア文明、そして後のギリシャやローマで愛されたラピスラズリはここから採掘されたものでした。
最近では、1980年代のソ連との紛争中に、
アフガニスタンの抵抗戦闘員が不発のソ連の地雷と兵器を分解し、
取り除いた爆発物を使用してコクチャ川沿いのラピスラズリの採掘を支援し、抵抗勢力にさらに資金を提供しました。
コクチャ渓谷内の変成堆積物には、ラズライト、ソーダライトなどの例外的な標本を持つ大理石が含まれています。
産地: Koksha Valley, Kuran wa Munjan District, Badakhshan, Afghanistan
サイズ: 37×25×14mm