国産 大分県、木浦鉱山 湾洞坑のヘミモルファイト(異極鉱)です。
キャビネットサイズ
茶色の母岩の割れ目から覗く白いボールたち。
ヘミモルファイトの放射状結晶です。
結晶の端と端で結晶形が違うことから、異極鉱と和名がつけられています。
中国の水色のモコモコ結晶とは趣が異なりますが、
ひとつひとつの結晶のサイズはグッと大きく、観察しがいがあるのでは?
そして丸い鉱物は文句なく可愛いです。
大分県の南にある佐伯市の木浦鉱山。
山深い場所のようで周りには木以外何もない様子。
ここは600年頃に発見され、江戸時代初期から錫や鉛などを採掘してきた鉱山です。
木浦鉱山は一つの鉱山を指す言葉ではなく、たくさんの小さな坑道を総称したもので、
その一つ湾洞坑から見つかった標本はとても有名です。
閉山は昭和30年代だそうです。
産地: 大分県、佐伯市、宇目、木浦鉱山 湾洞坑
サイズ: 49×38×33 mm