ギリシャ、Hilarion鉱山のフローライトです。
スモールキャビネットサイズ
グレイッシュなインディゴカラーと紫が混ざり合った、
不思議な色味のフローライトの劈開したラフです。
半透明で角度によって違う色が見えます。
東欧と呼ぶか中欧と呼ぶか迷ってしまう国ギリシャは、
ヨーロッパとアジアの境目にあるトルコと、
エーゲ海を挟んで向かい合っています。
紀元前からギリシャ帝国はアテネを中心に栄え、
古代から鉱山で鉱物を採掘して生活に役立ててきました。
エーゲ海に飛び出したアッティカ半島はアテネを含む古代の遺跡が多い歴史ある地域で、
アッティカのラブリオン鉱山地域は沢山の鉱山が古代から稼働しており、
銀、鉛、その他の金属を紀元前600年から西暦100年までに集中的に採掘していました。
ヒラリオン鉱山はその鉱山群の一つで、複数の鉱山は地下トンネルで繋がっています。
2023年にユネスコジオパークとして登録されたため、
採掘は出来なくなりました。
サイズ: 47×33×27 mm
産地: Hilarion Mine, Kamariza Mines (Kamareza Mines), Agios Konstantinos (Kamariza), Lavrion Mining District, Lavreotiki, East Attica, Attica, Greece