アメリカ、アーカンソー州Mt. Idaのワーベライト(銀星石)です。
キャビネットサイズ
大小いくつもの球状結晶の集まった、大きめのワーベライトの標本です。
球状の結晶や球状の結晶が割れた断面が
二重丸のような形に見え、どこからでもたくさんの角度から観察できます。
ワーベライトは和名 銀星石、リン酸塩鉱物で、
アパタイト(燐灰石)が変化した二次鉱物です。
放射状に細い線のような結晶が集まり、球状に結晶したものが見られます。
割れた時の断面も非常に美しく、ベルベットのような光沢感が楽しめます。
こちらのマウントアイダはワーベライトのクラシックな産地ではありますが、
周辺にたくさんのの石英鉱山があるものの、リン酸塩鉱物(プラナイト、ウェーブライト)は、この石英地域からのものではなく、
10キロほどの位置にあるモールディンマウンテン採石場からのものだという報告があります。
しかし、モールディンマウンテンまでの距離の近さもあり、
現在でも自主採掘されたマウントアイダの銀星石が散見するため、産地についてはこのままで販売しています。
産地: Mt. Ida, Montgomery County, Arkansas, USA
サイズ: 64×60×39 mm