トルコ、Kop Krom鉱山のカメレライト(菫泥石)です。
キャビネットサイズ
細かいバイオレットの結晶が母岩に咲いた
カメレライト(菫泥石)の標本です。
裏側にも大きめの結晶があり、とても見応えがあります。
カメレライトは鉱物名はクロム含有クリノクロアで、
クロライト(緑泥石)グループの鉱物です。
黒海と地中海に面した中東の国トルコは、
西はブルガリアやギリシャなどヨーロッパに繋がり、
東はアゼルバイジャンやジョージアに繋がり、
南東にイラン、イラクやシリアに続く文化的に複雑なイメージがあり、砂漠地帯なのか温暖湿潤なのか、
行ったことがなければ地質的なイメージが湧きにくい国ではないかと思います。
そんな横長のトルコの東寄り、ジョージアやアゼルバイジャンに程近い内陸部にある、
クロミウムで有名なこの鉱山は、カメレライトの美しい標本の代表的な産地です。
産地: Kop Krom mine, Kop Daglari, Aşkale District, Erzurum Province, Turkey
サイズ: 43×35×32 mm