南アフリカ、N'chawaning ⅱ鉱山のスギライトです。
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黒い母岩に張り付くように、鮮やかな紫のスギライトの細かい結晶が集まっています。
スギライトは和名 杉石。
英語ではスージライトと発音するほうが通じます。
珪酸塩鉱物の一種で、大隅石の仲間です。
愛媛県の岩城島で1944年に採取され、
1974年に新鉱物と認定されました。
しかし日本では鶯色のものがわずかな量しか見つかっておらず、
紫のスギライトは南アフリカが主な産地と言えるでしょう。
N'Chwaning鉱山とは、南アフリカの北ケープ州にある3つのマンガン鉱山を総称したものです。
N'Chwaning Iは1972年に、
N'Chwaning IIは1981年に生産開始、
N'Chwaning IIIは2006年に操業スタートしました。
N'Chwaning鉱山は、南アフリカ最大のマンガン埋蔵量の1つを構成し、
42.5%のマンガンを等級分けした3億3,320万トンのマンガン鉱石の推定埋蔵量を持っています。
鉱石生産の重要性とは別に、N'Chwaning鉱山は、ロードクロサイト、マンガナイト、エトリンサイト、イネサイト、ジュアヴスキート、
その他の鉱物の高品質の鉱物標本を生産する鉱山として有名です。
主要な鉱物の発見の大部分は、N'Chwaning IIシャフトに由来しています。
サイズ: 27×20×15 mm
産地: N'Chwaning II Mine, N'Chwaning Mines, Joe Morolong Local Municipality, John Taolo Gaetsewe District Municipality, Northern Cape, South Africa