ブラジル、ジェニパポのブラジリアナイトです。
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カナリアイエローのブラジリアナイトの結晶です。
三角の結晶屋根の面に、
大きな三角の成長痕が見えて面白い標本。
水晶の骸晶(スケルタル)に似た成長痕なので、
骸晶なんかも存在するのでしょうか。
ブラジリアナイトは1942年に発見された新しいリン酸塩鉱物です。
結晶形はちょっと複雑な単斜晶系。
当初はクリソベリルと間違われることが多かったようです。
産地のジェニパポは、ブラジルきっての鉱物大国、
その名もミナスジェライス州(ミナスジェライスは総合鉱山の意味だそうです)の北東部、
イティンガからアラスアイに続く道のイティンガ寄りにある、
大きなペグマタイト地帯です。
産地: Jenipapo district, Itinga, Minas Gerais, Brazil
サイズ:31×13×13mm