ドイツ、テューリンゲン州、Henneberg Quarryのフローライト 2 | 小さな星雲 ジュエリー

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ドイツ、テューリンゲン州、Henneberg Quarryのフローライト 2

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ドイツ、テューリンゲン州、Henneberg Quarryのフローライトです。

テューリンゲン州はドイツの中央辺りになる。州都はエルフルト。旧東ドイツと西ドイツの境に接した旧東側のエリアである。前回のザクセン州以外にザクセン=アンハルト州、ニーダーザクセン州、ヘッセン州、バイエルン州に囲まれ、他国には接していない。

 テューリンゲン州の東側の銅の精錬の歴史は、古くは紀元前800年〜450年頃に始まり、鉄の精錬は紀元前450年頃に始まった。土器や焼き物などと一緒に銅や鉄が使われていたところを見ると、その頃から鉱山開発は始まっていたと見られる。銀も中世から同じように採掘され、16世紀には需要が高まったので、銀の採掘をしていたこのエリアの人々は豊かだったことだろう。小さな鉱山があちこちにあったという。
 第二次世界大戦後、東ドイツに組み込まれてすぐの1948年、1949年頃にロンネブルグでウラニウム鉱山の開発が始まった。東西冷戦時代を感じさせる話である。それは東西ドイツ統一まで続き、統一後は環境保全のため埋め戻されだという。ウラニウム鉱山から出た標本は取扱いを規制されたが、たくさんの種類の美しくも珍しい鉱物が産出したため、コレクターや坑夫たちの中にはロンネブルグの標本を隠し持っている人達が存在したとか。現在はまた改めて広範囲の鉱物調査が行われているらしく、希土類や、2001年には新鉱物ロンネブルガイト(ロンネバージャイト)が発見されている。




●ヘンネベルグ石切場
Henneberg Quarry, Weitisberga, Wurzbach, Saale-Orla District, Thuringia, Germany

 テューリンゲン州のフローライト産地で有名なのは、他にヘンネベルグ石切場の紫のフローライトがある。ヘンネベルグは地図で見るとカーシュヴィッツから南へ80キロほどの場所に位置している。ペグマタイトと熱水鉱床の両方が含まれているため、たくさんの種類の鉱物が採掘される。この産地のフローライトも細かくて濃い紫をしている。ブラックフローライトに近いくらいの濃さをしている。こちらは建築などに使われる花崗岩を切り出す石切場なので、今後もしばらくは新しい標本に出会えるかもしれない。

こちらは花崗岩の石切場から見つかった、
細かい結晶のついた母岩に乗った濃い色のフローライト。
水晶の上に乗った紫のフローライトが可憐。
母岩の花崗岩はピンク系の色味が気になる感じ。
紫外線を当てて観察してみたくなる感じです。
この産地からはかなりたくさんの種類の鉱物が産出するので、
この母岩も細かくルーペで観察すると何か面白い鉱物が見つかるかも?
そんな意味でも興味深い標本です。

産地:Henneberg Quarry, Weitisberga, Wurzbach, Saale-Orla District, Thuringia, Germany

サイズ:40×22×18 mm

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